オランダ独立 20101225-071151.
家康とスペイン
オペラから見ると
「ドン・カルロ」 スペイン側から見た反乱と見なすオランダの独立闘争
「エグモント」 オランダ側から見たスペイン支配に対する独立戦争
≪エグモント≫に対する≪ドン・カルロ≫…同一題材が、支配側(スペイン)と、被支配側(オランダ)の視点から描かれている。
1608年 フィリピン植民地の長官ドン・ロドリゴはメキシコへの帰還の途中、難破して漂着、江戸で秀忠に、駿府で家康に会い、スペインと独立戦争中のイギリス人やオランダ人を海賊であるとして、国外追放を要求した。
ドン・ロドリゴ「日本見聞録」、表紙扉。家康の書簡 レルマ公宛。秀忠の書簡
家康は全国何処でも寄港して良いとし、スペインとの貿易を希望したが、スペイン側は布教を第一に譲らなかった。家康はロドリゴに船を与えメキシコに送った。ロドリゴはその間、江戸から京都など各地を回り臼杵まで国内旅行をし見聞を書いている。当時九州では各地の社寺は破壊され、奴隷として輸出される人もあるなど、植民地状態にあった。